【試合結果】明治安田J3リーグ第7節 vs 鹿児島ユナイテッドFC

テゲバジャーロ宮崎ファミリーの皆様、こんばんは。
本日は明治安田J3リーグ第7節「南九州ダービー」、いちご宮崎新富サッカー場での鹿児島ユナイテッドFC戦にたくさんの皆様にご来場いただき、また Lemino、DAZN、SNS で熱いご声援を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。

試合は1-1の引き分けとなりました。前半は鹿児島に多くのシュートを許す苦しい展開となりましたが、GKイ・チュンウォン選手を中心に粘り強く対応。後半23分には奥村晃司選手の冷静なフィニッシュで先制しました。しかし、試合終了間際に失点を喫し、勝点3を目前にして悔しい結果となりました。

なお、本日の入場者数3,769人は、テゲバジャーロ宮崎およびいちご宮崎新富サッカー場における過去最多の観客動員数となりました。大勢の皆様にご来場いただき、この特別な一戦をともに迎えられたことに、あらためて深く感謝申し上げます。

次節は、4月5日（土）アウェイでのザスパ群馬戦となります。今日の悔しさを糧にしっかり準備をして、勝点3を目指します。

引き続き、テゲバジャーロ宮崎への熱い応援をよろしくお願いいたします。

試合詳細「テゲバジャーロ宮崎 vs 鹿児島ユナイテッドFC」

テゲバジャーロ宮崎	0	前半後半	0	鹿児島ユナイテッドFC
	1		1
テゲバジャーロ宮崎 1 - 1 鹿児島ユナイテッドFC

得点者

68分奥村晃司

先発

GK 32 イ・チュンウォン
DF 24 松本雄真
DF 33 黒木謙吾
DF 45 田中誠太郎
DF 39 下川陽太
MF 8 力安祥伍
MF 50 安田虎士朗
MF 10 井上怜
MF 20 阿野真拓
MF 47 奥村晃司
FW 11 橋本啓吾

サブ

GK 55 青木心
DF 25 横窪皇太
DF 35 江川慶城
MF 6 大熊健太
MF 13 中野桂太
MF 34 河合駿樹
MF 40 安藤陸登
MF 41 坂井駿也
FW 27 渡邊星来

交代

HT MF 8 力安祥伍 → MF 34 河合駿樹
66分 MF 10 井上怜 → MF 41 坂井駿也
79分 MF 20 阿野真拓 → MF 13 中野桂太
79分 MF 47 奥村晃司 → MF 40 安藤陸登

試合ハイライト動画

大熊裕司監督インタビュー

――まずは試合の総括をお願いします。
まず、本当に多くの両サポーターの皆様に素晴らしい雰囲気を作っていただき、その中でプレーできたことを大変うれしく思っています。心から感謝申し上げます。
試合に関しては、前半は鹿児島さんの縦に速く、強度の高いサッカーにやや戸惑いましたが、うまく対処しながらスコアレスで折り返すことができました。時間の経過とともに少しずつ隙も生まれ、我々のやりたいプレーを表現できる場面も出てきて、そこからうまく先制することができました。
ただ、あと一歩のところで追いつかれてしまい、非常に悔しい勝ち点1だったと思っています。とはいえ、これまで積み上げてきたものを継続していくしかありません。あらためて「継続」が大事だと実感しています。
次節はアウェイでのザスパ群馬戦です。しっかりと勝ち点3を取って戻ってきたいと思います。

――GKイ・チュンウォン選手とCB田中誠太郎選手を起用した意図について教えてください。
鹿児島さんの強力なツートップをどう抑えるかという点がポイントでした。彼らはフィジカルもスピードもあるので、それに対応できる選手として、誠太郎（田中）とチュンウォンを起用しました。結果的に2人とも非常によく対応してくれたと思っています。狙い通りの仕事をしてくれました。
特にチュンウォンは反応もよく、ゴールを守るセービングも素晴らしかったですし、誠太郎もスピードに対してしっかりと対応してくれました。今日は2人とも非常に良いパフォーマンスだったと思います。

――チーム全体として少し引き気味に見えましたが、その点はいかがでしょうか？
引きたくて引いていたわけではありません。本当はもう少し前でプレッシャーをかけたかったのですが、鹿児島さんのサイドハーフやサイドバックが非常に推進力があり、押し込まれる時間が続いてしまいました。結果的に少しラインが下がってしまった印象です。
それでも、下がったラインの中でよく守れていたとは思います。ただ、もう少し高い位置でプレーしたかったというのが本音です。

――先制点の場面は狙い通りの形だったように見えましたが？
はい、鹿児島さんは非常に攻撃力が高いので、しっかり守ってショートカウンターを狙うというのは、ゲームプランとして当然考えていました。実際に何度か良い形でのカウンターもありましたし、得点の場面もその一つだったと思います。
ただ、後半途中からは、もう少し落ち着いてボールを動かすこともできたかもしれません。そこは課題としてフィードバックしていきたいと思います。

――最後に追いつかれた場面は、やはり相手の執念だったのでしょうか？
相手の気迫を感じましたし、メンタル面だけでは片付けられない部分もありました。もちろん我々も守り切るという強い意志を持ってプレーしていましたが、最後の最後のところで、ほんのわずか何かが足りなかったのだと思います。そこはもう一度見直して、しっかりフィードバックしたいと考えています。

――試合全体を通して、ダービーらしい戦いだったと思いますが、いかがでしたか？
はい、本当に素晴らしい雰囲気の中で、多くのサポーターにご来場いただきました。選手たちも普段慣れていないほどの観客数の中でプレーできたことは、特に若い選手にとって非常に良い経験になったと思います。
ダービーということで、勝ちたいという気持ちが選手のプレーにも強く表れていましたし、球際の激しさも含めて、非常にいいゲームだったと感じています。

――最後にもう1点取っておけば…という思いはありますか？
まさにおっしゃる通りです。やはり、もう1点取らないと難しい展開になります。決して逃げ切ろうと思ってプレーしていたわけではありませんが、追加点を取って優位に試合を進めたかったというのが本音です。

黒木謙吾選手インタビュー

――今日の試合を振り返って、いかがでしたか？
負けられない一戦という意識で、内容よりも結果を第一に考えて戦いましたが、最後の最後に失点してしまい、とても悔しい形で勝点3を落としてしまったという印象です。

――前半はしっかり守備で耐えて攻撃につなげていたように見えました。守備の狙いについてはどうお考えでしたか？
今日の試合は前半なかなか攻められず、後ろで耐える時間が長く続きました。その中で、修正が必要な場面も当然出てきましたが、チーム全員で声をかけ合いながら、無失点で前半を終えられたのは良かった点だと思います。

――相手のアンジェロッティ選手とンドカ選手の2トップへの対応もポイントだったと思いますが、そこはどう見ていましたか？
あの2人はパワーもスピードもあるので、駆け引きが重要になってきます。今日はセンターバックの2人でうまく対応できたと思います。1失点はしてしまいましたが、それまではしっかり守れていたという印象です。

――90分通して、良い守備ができていたという実感はありますか？
そうですね。コンパクトに保ちながら戦い、最後まで身体を張る場面も含めて、チーム全体としてよくやれていたと思います。ただ、最後に失点してしまったことは、気の緩みや、ボールホルダーに対してもう一枚寄せきれなかったところがあったと思います。自分がセンターバックとして声をかけて、誰かを出す判断が必要でした。ああいったミスがあると、勝点3が勝点1になってしまい、2ポイントを失うことになります。今後ああいう場面をなくしていくためにも、チーム全員でしっかり修正していきたいです。

――相手の相馬監督も「守る宮崎から1点を取るには、想像を超えるプレーが必要だった」と語っていました。あの失点シーンは、どのように感じていますか？
まだ映像を見ていないので断言はできませんが、自分たちの足が止まってしまっていたと感じました。
ボールホルダーに対して、全員で寄せていくような、そうした守備ができなかったと感じています。

――スタジアムはクラブ史上最多の観客数でしたが、今日の雰囲気はいかがでしたか？
最高でした。観客との距離が近くて、声援が選手にしっかり届くスタジアムなので、プレーしていて本当に力になりました。こうした雰囲気の中で試合をできたことに感謝していますし、鹿児島のサポーターの皆さんにも来ていただけたこと、本当にありがたく思っています。こういう雰囲気だからこそ、勝点3を取って恩返ししたかったです。

――ファン・サポーターに向けて、どんなメッセージを届けたいですか？
今日の結果をどう捉えるかはサポーターの皆さん次第ですが、またぜひスタジアムにいらしていただいて、僕たちに力を与えてほしいと思っています。僕たちは皆さんの応援に応えるために戦い、勝利を目指します。たくさんスタジアムでお会いしたいです。

――栃木SC戦でも、J2から来たチームと互角以上の戦いができていると思いますが、そこについては？
昨シーズンから積み上げてきたものがあると感じていますし、J2やJ1のチームが相手でも、自分たちのスタイルを変えることなく、自信を持って戦えています。そうした部分がしっかり表れていると思います。

――次節はJ2から降格してきたザスパ群馬との対戦です。意気込みをお願いします。
群馬は昨季J2にいたチームで、個々の能力は明らかに高いと思います。ただ、今日の失点は今季リーグ戦で後半初めての失点でしたし、それまでの粘り強い守備は自分たちの武器でもあるので、次はその粘りをもう一度出していきたいです。こういうロスタイムでの失点を経験に変えて、終盤でもしっかり守りきって勝ちきれるような、強いチームにしていきたいと思います。

奥村晃司選手インタビュー

――今日の試合を振り返ってみて、いかがでしたか？
悔しい試合だったと思います。

――先制点につながる場面では、前半からどう守って、どう攻撃につなげようと考えていましたか？
相手に力があるのは分かっていましたし、「耐えるところは全員で耐えよう」という意識は、チーム全体で共有できていました。必ずチャンスは来るというのも共通認識としてあったので、その中で1点取れたのは非常に良かったと思います。

――後半、奥村選手のゴールシーンについて、あらためて振り返ってください。
下川がいいボールを入れてくれて、橋（橋本選手）がうまく触ってくれたので、そのこぼれ球にうまく反応できたかなと思います。

――橋本選手との連携については、どのように感じていましたか？
橋がゴールを決めてくれれば一番良いですが、自分が彼の近くにいることを意識していました。彼が体を張ってくれたところで、こぼれ球を拾ってゴールにつなげられたのは良かったと思います。

――試合を勝ちきれなかった点については、どう受け止めていますか？
もちろん悔しいですが、下を向いても何も始まらないので、次に向けてチーム全体で良い準備をしていきたいです。

――2試合連続ゴールになりました。その点については？
前線の選手として点を取ることは求められていると思うので、そこは良かったかなと思います。

――前半は守備に追われる時間が長かったと思いますが、どのように感じていましたか？
我慢の時間帯ではありましたが、「全員でいい守備をしよう」というのはチームの共通認識として徹底していたので、うまく耐えられたと思います。

――「あと1点あれば勝てた」という状況でしたが、その点についてはどう感じていますか？
2点目を取れるか取れないかは、強いチームになれるかどうかの分かれ目だと思うので、そういうチームにしていきたいですね。

――今日のダービー、雰囲気についてはどう感じましたか？
本当にいい環境、いい雰囲気で試合ができて、ダービーという特別な一戦でとてもいい経験になりました。

――声援は聞こえていましたか？
いつもよりピッチ内での声は通りづらかったですが、それくらい応援の声が大きかったということなので、自分たちにとってはすごく嬉しいことでした。本当に感謝しています。

田中誠太郎選手インタビュー

――今日の試合を振り返っていかがですか？リーグ戦では初先発・初出場だったと思いますが。
難しい時間もありましたが、前半をしっかり抑えて、先に先制できたことで、良い流れで試合を進められたと思います。ただ最後に失点してしまったのは、本当に悔しいですし、課題として残る部分だと感じています。

――前半は相手に何度もコーナーキックを取られるなど、ピンチも多かったですが、守備はよく対応できていたのでは？
そうですね。セットプレーの場面でも落ち着いて対応できていたと思います。ただ後半、相手のロングボールが増えて押し込まれる時間帯が続き、自分も含めて足が止まった部分がありました。そこからの失点だったので、改善が必要だと感じています。

――終盤に倒れていたシーンがありましたが、ケガなどの影響は？
少し肩を痛めましたが、大きな問題はなく、次の試合にも出場できると思います。

――相手の強力な2トップ（アンジェロッティ選手とンドカ選手）への対応についてはいかがでしたか？
彼らには簡単にボールを収めさせないようにすること、サイドに流れて起点を作らせないことを意識していました。そこはチームで共有していた部分で、自分としてもある程度うまく対応できたかなと思います。

――監督は田中選手のスピードを評価して起用したと話していました。ご自身ではどのように評価していますか？
名古屋戦では後半に足が止まる場面があって、反省していました。今回は90分間、集中して走り切ることを意識していたので、そこは良かったかなと思います。相手のスピードにも対応できたと思います。

――全体の守備について、監督からはどんな指示がありましたか？
相手のサイドバックが持った時に、フォワードが同サイドに流れてくるので、そこを走らせないように。あとはカバーリングや駆け引きを自分のスピードで対応するように言われていました。

――後半は体を張る守備が目立ちましたが、あの時間帯はどんな気持ちで守っていましたか？
今日は全員が「絶対に勝ちたい」という気持ちを持ってプレーしていたので、ゴール前では特に集中して体を張れていたと思います。ただ、最後の失点が悔しいです。

――相手の最後のゴールについてはどう感じましたか？
押し込まれる展開が続いていたので、自分たちがボールを保持して時間を進めるべきだったと思います。鹿児島さんのサポーターの後押しもすごくて、雰囲気を作らせてしまったと感じています。

――競り合いの場面やセカンドボールの対応については？
競り合いで勝てていれば問題なかった場面もあったので、空中戦や駆け引きの部分は今後の課題として、練習していきたいと思います。

――次節はJ2から降格してきたザスパ群馬との対戦です。意気込みをお願いします。
監督からも「やることは変わらない」と言われています。自分たちは練習で積み上げてきたことを信じて、良い準備をして試合に臨みたいです。

――今日のスタジアムの雰囲気についてはどう感じましたか？
サポーターの声援は本当にすごくて、コーチングの声が通りにくいほどでした。でも、それだけの応援があるのは心強かったです。コーチングは近くの選手を通して伝えるようにしていました。

――GKのイ・チュンウォン選手との連携はどうでしたか？
背後のスペースの対応や、コーナーキックのときに思い切って出てきてほしいと、普段から練習で話していました。今日はしっかり自信を持って出てくれていたと思います。

――最後にもう一言お願いします。
本当に悔しい試合でしたが、次はまたクリーンシートを目指して、いい準備をしていきたいです。ありがとうございました。

イ・チュンウォン選手インタビュー

――今日の試合を振り返っていかがでしたか？
この試合に向けてトレーニング場で一生懸命準備してきました。準備したことすべてを出し切れたわけではありませんが、それでも多くのシーンで自分のプレーを出せたと思います。全体的には、良い試合だったと感じています。

――セーブシーンが何度もありました。手応えは？
GKコーチが日頃から丁寧にフィードバックをしてくれていて、それを実戦で生かそうと努力してきました。今日の試合では、その成果がいくつかの場面で表れたと思っています。

――鹿児島の攻撃についてはどう見ていましたか？
鹿児島の選手たちは、どこからでもシュートを打ってくる印象がありました。だからこそ、どんな場面でも常に準備しておくことを意識していました。

――先制後の守備陣との連携については？
私たちが先にゴールを決めた後は、守備陣とさらにコミュニケーションを取りながら、後ろのスペースを簡単に使わせないように注意しました。できる限り相手の攻撃を防ごうと、声を掛け合いながら守っていたつもりです。

――失点シーンについての心境は？
試合終了まであと数秒というところで失点してしまい、今でも正直、実感が湧きません。本当に悔しいです。勝利目前の試合だっただけに、あの失点はいつも以上に痛かったです。あの場面、もっと自分にできることがあったのではないかと思うと、何度もゴールシーンが頭に浮かんできます。

――サポーターへの思いをお願いします。
今日は本当にたくさんのファンの皆さんが会場に駆けつけてくださいました。あれほどの応援の中でプレーできたことに心から感謝しています。ただ、その声援に勝利という形で応えることができなかったことが、本当に残念で申し訳ないです。でも、皆さんの応援があったからこそ、私たちは最後まで全力で戦うことができました。次の試合でも、ぜひたくさんの応援をよろしくお願いします。
ダービーの試合で勝利を届けられず、本当に申し訳ありませんでした。ありがとうございました。

試合結果 明治安田J3リーグ 第7節【テゲバジャーロ宮崎 vs. 鹿児島ユナイテッドFC】

試合結果明治安田J3リーグ第7節【テゲバジャーロ宮崎 vs. 鹿児島ユナイテッドFC】