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試合結果 JリーグYBCルヴァンカップ1回戦【宮崎 vs.名古屋】

試合結果 JリーグYBCルヴァンカップ1回戦【宮崎 vs.名古屋】

2025.03.20

試合結果

【3/20(木・祝)ルヴァンカップ1回戦】
テゲバジャーロ宮崎ファミリーの皆様、こんばんは。
本日、JリーグYBCルヴァンカップが開幕し、テゲバはホームに前回王者の名古屋を迎え1回戦を戦いました。たくさんのお客様にいちごにご来場いただき、またLemino、SNS等で応援いただき、まことにありがとうございました。
結果は 0-3。0-0で延長戦にもつれ込む激闘となりましたが、名古屋に惜しくも敗れ、1回戦敗退となりました。試合は前半から名古屋がポゼッションを高め、主導権を握る展開に。しかし、宮崎も集中した守備を見せ、GKイ・チュンウォン選手を中心に粘り強く対応。数多くの決定機を凌ぎ、スコアレスで前半を折り返しました。後半に入ると、力安祥伍選手や奥村晃司選手らが途中出場し、徐々に攻撃のリズムをつかみ始めました。後半終盤にはいくつか決定機を作る場面もありましたが、得点には至らず。90分を戦い抜き、延長戦へと突入しました。延長前半、名古屋の途中出場、菊地選手に先制点を許し、試合の流れが相手に傾きます。続く延長後半には浅野選手に2ゴールを決められ、試合終了間際に突き放される結果となりました。
最後まで諦めず、粘り強い戦いを続けたことは大きな収穫です。3月23日(日)は明治安田J3リーグ第6節のアウェイ沼津戦、3月30日(日)は第7節、ホームのいちごで南九州ダービー鹿児島戦です。
引き続き応援をよろしくお願いいたします。





試合詳細「テゲバジャーロ宮崎 vs 名古屋グランパス」


前半 0-0
後半 0-0
延長前半(15分) 0-1
延長後半 (15分)0-2
—————
0-3

【得点者】
無し

【先発】
GK32 イ・チュンウォン
DF24 松本雄真
DF33 黒木謙吾
DF45 田中誠太郎
DF39 下川陽太
MF50 安田虎士朗
MF34 河合駿樹
MF20 阿野真拓
MF41 坂井駿也
FW18 吉澤柊
FW42 松本ケンチザンガ

【サブ】
GK21 清水羅偉
DF25 横窪皇太
DF35 江川慶城
MF6 大熊健太
MF8 力安祥伍
MF10 井上怜
MF13 中野桂太
MF40 安藤陸登
MF47 奥村晃司

【交代】
HT MF34 河合駿樹 → MF8 力安祥伍
65分 FW18 吉澤柊 → MF47 奥村晃司
65分 MF41 坂井駿也 → MF10 井上怜
83分 DF39 下川陽太 → MF6 大熊健太
89分 MF20 阿野真拓 → MF40 安藤陸登
98分 FW42 松本ケンチザンガ → MF13 中野桂太


>>試合詳細(Jリーグオフィシャルサイト)

試合ハイライト動画



監督記者会見(大熊裕司監督)

◆試合総括
まず、本当にたくさんのサポーターの皆様に来ていただき、このような雰囲気の中で試合ができたことを非常に嬉しく思っていますし、感謝しています。その中で、延長戦の末に敗戦という結果になってしまい、やはりまだまだ力が足りなかったと痛感しています。90分だけ見れば「よく戦った」と言える内容だったかもしれませんが、勝たなければ次には進めない試合でした。その点で、フィジカルやスピードなど、我々がさらに向上させなければならない部分を名古屋グランパスさんという強敵に示された試合だったと思います。
ただ、決して悲観する内容ではなく、非常に学びの多いゲームだったと感じています。この経験を次に活かし、リーグ戦に向けてさらに成長していけるよう、努力しなければいけません。
◆質疑応答
Q. 試合のゲームプランについて
我々はチャレンジャーとして恐れずに戦おうと臨みました。先に失点してしまうと難しくなるため、相手の強みを消しつつ、チャンスを伺うという戦い方でした。90分の内容としては惜しい部分もありましたが、もう一歩足りなかったと感じています。
Q. 守備の面での狙いは?
名古屋にはスピードのある選手が多く、それをうまく消さなければなりませんでした。我々はセンターバックの2人を中心にしっかりと守備をしてくれていたと思います。ただ、ボールを奪ってからの攻撃面では、もう一歩クオリティが足りなかったという印象です。もっと勇気を持って前に出ていく姿勢が必要だったと感じています。
Q. 選手たちの戦う姿勢について
臆することなく、勇気を持って戦ってくれたと思います。J1のチームを相手に、普段どおりのプレーを表現できたことは成長の証です。ただ、個々のフィジカルや技術面では、まだ名古屋さんとの差を埋める必要があると感じました。
Q. 初出場の選手や、普段出場機会の少ない選手の活躍について
長いリーグ戦を考えると、こうした試合での経験は非常に大きな意味を持ちます。普段なかなか出場機会がない選手も高いパフォーマンスを見せてくれましたし、リーグ戦に向けての良い準備ができたと感じています。
Q. 試合の入りが良かったが、その要因は?
リーグ戦では試合の入りが課題になっていました。今日は、早い時間帯で失点すると難しくなるため、集中して入ろうと意識していた結果、良い立ち上がりになったと思います。
Q. 攻撃面ではどう評価していますか?
延長戦に入ってからの失点は悔しいですが、攻撃の形自体は作れていたと思います。ただ、名古屋さんのGK(シュミット・ダニエル選手)のパフォーマンスが素晴らしく、J3レベルではなかなかいないような選手に阻まれた部分もありました。それでも、フィニッシュの精度をもっと高めていくことは課題です。
Q. 次のリーグ戦(沼津戦)に向けて
今日の悔しさをエネルギーに変えて、リーグ戦につなげたいと思います。プロである以上、勝たなければいけない試合でしたが、この経験を糧に次の試合にしっかりと準備していきたいです。

下川陽太選手インタビュー

◆試合を振り返って
――試合を振り返ってみて、率直な感想をお願いします。
最初の90分だけを見れば、本当に良い試合ができたと思います。ただ、試合前から「いいゲームだったねで終わらせない」「しっかり勝ちを持ち帰ろう」と話していました。それでも最後に押し負けてしまったというところで、力の差を感じました。
90分だけを見れば引き分けという評価もできるかもしれませんが、延長戦のあるレギュレーションを考えると、やはりJ1の名古屋さんの方が戦い方の質も上でした。ただ、評価できる点としては、引かずに堂々と宮崎らしいサッカーを見せられたことだと思います。しかし、結果だけを見れば本当に悔しい試合でした。
◆延長戦の3失点について
――延長での3失点、終わってみれば0-3の結果でしたが、どのように感じていますか?
そうですね、やはり一つのミスで簡単に決められてしまう部分は、リーグ戦でも同じ課題だと思います。今週末の試合では絶対に同じミスを繰り返してはいけませんし、また天皇杯などで上のカテゴリーのチームと戦う機会があれば、その時にはリベンジしたいという気持ちが強いです。
◆攻撃面の評価
――90分間での攻撃の良かった点を挙げるとすれば?
クロスを入れる回数は多かったと思いますが、単発の攻撃が多かった印象です。また、ゴールを狙う意識が少し足りなかったかなと。遠目からでも強引にシュートを打つことで、相手のラインを下げさせたり、相手を脅かすようなプレーが必要だったと思います。
◆守備の安定について
――リーグ戦では序盤の失点が課題でしたが、今日は90分間無失点でした。その点についてはどう感じていますか?
そうですね、J1相手に90分間無失点で戦えたことは、今後の試合につながると思います。ディフェンスラインだけでなく、チーム全体としての守備の安定感も増してきたと感じますし、これは自信につながる部分だと思います。
◆チームの手応え
――試合後、チーム全体として「まだまだリーグ戦でやれる」という手応えは感じていますか?
はい、押し込む時間帯もあり、自分たちの良さをしっかり出せたと思います。これを継続しながら、どこで無理をするべきか、どこで慎重にプレーするべきかの判断をもっと磨いていく必要があります。ミスが重なって中央を突破される場面がありましたが、そこはプレーの質や判断の部分を改善していきたいですね。
◆ J1チームとの決定的な差について
――今日の試合で感じた、J1チームとの一番の違いはどこでしょうか?
やはり決定力と、ボールを奪った後のファーストプレーの質ですね。
僕たちはボールを奪った後、1本目、2本目のパスで相手のプレスを外せる場面でもミスをしてしまい、チャンスを逃すことが多かったです。また、プレッシャーを受けた際にキーパーまで下げてロングボールを蹴る選択肢しかなくなるシーンもありました。そうではなく、もっと勇気を持って自信を持って前の選手にボールをつけていくことが重要だと思いますし、相手を押し込んでいく意識が必要だと感じました。
◆いちごの雰囲気について
――今日はいちごがほぼ満員でした。その中での試合はいかがでしたか?
久しぶりにこれだけの観客の中でプレーできましたし、宮崎のサポーターの皆さんにとっても、このような雰囲気で試合を観る機会は久々だったと思います。選手としては、こういった環境でプレーできることが本当に嬉しかったですね。
◆ファンサポーターへ向けて一言
――名古屋サポーターも多く、声も大きかったですが、宮崎サポーターの熱量も素晴らしかったですね。サポーターへメッセージをお願いします。
名古屋さんのサポーターの皆さんも多く、すごい声援を送っていましたが、それに負けないくらい宮崎のサポーターの皆さんも大きな声を出してくれていました。僕たちはその熱量をしっかり受け取って、ピッチで体現していきたいと思います。
リーグ戦では勝ち点をしっかり積み重ね、勝利を届けられるように頑張りますので、引き続き熱い応援をよろしくお願いします!

田中誠太郎選手インタビュー



◆ 試合を振り返って
――試合を振り返ってみて、率直な感想をお願いします。
今年初めて試合に出ることができましたが、出場できなくても準備はしっかりしてきたので、そこは良かったかなと思います。

――チームとしてはどのような印象でしたか?
90分のうちに決めきれる場面があったので、そこで決めきれなかったことと、延長戦で自分たちが崩れてしまったという部分が、相手との力の差だったと感じました。

◆ 守備について
――今日はセンターバックとして黒木選手とコンビを組みましたが、ロングボールや裏への対応は安定していたように見えました。
相手にはスピードのある選手がいたので、ボールが来る前の準備をしっかりしようと考えていました。試合前に監督からもそういった指示がありましたし、意識を持って試合に入れたのが良かったと思います。

――守備が安定していた要因は何でしょうか?
連携の部分が大きかったと思います。周りの選手ともコミュニケーションを取りながらプレーできていましたし、自分自身にとっても自信につながる試合になったと思います。

◆ J1の強度について
――実際に名古屋のスピードやフィジカルの強さを体感してみて、どのように感じましたか?
やれるという実感はありました。ただ、後半の終盤は自分がついていけない場面が何回かあり、そこから延長に入ってさらに差が出てしまったと思います。これからは120分間戦い続けられる体力とメンタルを強化しないといけないと感じました。

◆ 今後に向けて
――今日の試合の経験を、リーグ戦にどう活かしていきたいですか?
リーグ戦ではまだ出場していないので、まずは試合に出られるように練習からしっかりアピールしていきたいです。

――初の出場がJ1の名古屋グランパス戦と聞いたとき、どのように感じましたか?
自分の力を測れる絶好の相手だと思いましたし、この試合でどこまで通用するのか挑戦する気持ちで臨みました。

――チーム全体として120分間よく走り切ったと思いますが、その点についてどう感じていますか?
チームとしては最後まで走り続けていましたが、自分自身の中では「まだ走り負けていたな」と思うシーンがありました。延長戦では準備が遅れてしまった場面もいくつかあったので、そこはしっかりレベルアップしていきたいです。

――ありがとうございました。
ありがとうございました。次の試合に向けて頑張ります!


吉澤柊選手インタビュー



◆ 試合を振り返って
――試合を振り返って、率直な感想をお願いします。
すごくもったいない試合でした。先に先制できそうなシーンもあったので、そこで決めていれば結果は違ったと思います。戦い方としてはチーム全体で固く守れていたと思うので、最後の集中力の差が結果に出たのかなと感じています。

◆ 攻撃について
――攻撃の面についてはどう感じましたか?守備からいい流れを作れていたと思いますが。
ケンチ(松本ケンチザンガ選手)が前線でしっかりボールを収めてくれたことで、簡単に繋ぐことができた場面もありましたし、狙い通りの戦い方ができていたと思います。

――試合終盤、惜しい場面がありましたが、そのシーンを振り返ってどうですか?
最後の決定力が課題ですね。トラップのところでは、チェックを入れて相手を剥がし、スペースで受けるまでは良かったのですが、最後のコントロールが甘くなってしまい、本当に悔しいプレーになってしまいました。

◆ J1のチームとの対戦を経て
――J1のチームに対して、良い戦いができたという点について、収穫はありましたか?
90分の中ではしっかり戦えたと思います。これは昨シーズンから積み上げてきたものが表れた部分でもありますし、自信につながる試合になりました。

――逆に課題として感じた部分はどこでしょうか?
相手の質が高く、ボールを持たれる時間が長かったので、少ないチャンスの中で決めきる力が必要だと感じました。また、試合終盤になると、クリアの精度や細かい部分のクオリティの違いが目立ちました。例えば、1点目のクロスの場面でも、キーパーとディフェンスの間に速いボールを入れようとしましたが、それをキャンセルしてマイナスのパスにするなど、状況判断の面でも違いを見せつけられました。

◆ 次節・リーグ戦に向けて
――すぐにリーグ戦・沼津戦がありますが、どのように切り替えて臨んでいきたいですか?
リーグ戦では前節負けていますし、今回の試合でも負けてしまったので、連敗だけは避けなければいけません。上を目指すためには勝つことが絶対条件なので、そこを意識して戦いたいです。

――今日の試合は、今シーズンの中でも特に入り方が良かったと思いますが、その点についてチームで意識していたことはありますか?
相手にボールを持たれることは想定していたので、守備のポジショニングを意識してしっかり間を締めることを徹底しました。その点では上手くいったと思います。

――リーグ戦では自分たちがボールを持つ時間も増えると思いますが、その点についての意識は?
リーグ戦では自分たちが主導権を握る場面も多くなるので、縦パスを入れた際にショートカウンターを受けるリスクもあります。今回は相手にボールを持たれる時間が長かった分、そういった場面は少なかったですが、リーグ戦ではより注意が必要になると思います。

◆ 最後に
――90分間での収穫は?
無失点で終われた時間帯が長かったことは収穫ですし、守備の面では手応えを感じました。前線からのプレスもうまく機能していたので、そこは継続していきたいです。

――ファンサポーターへ向けてメッセージをお願いします。
本日はたくさんの皆様に応援をいただき、ありがとうございました。次はリーグ戦で絶対に勝たなければいけません。今日の試合をしっかり糧にして、沼津戦では勝利を届けられるように頑張ります。応援よろしくお願いします!

試合フォト